エンジニアリング
SPACEという生産性のためのフレームワーク
SPACEという生産性のためのフレームワークを知った。
生産性のフレームワークは有名所だとFour Keysがあるが、SPACEは下記の5つの指標で構成されている。
- Satisfaction and well being
- 開発者が自分の仕事、チーム、ツール、文化にどれだけ満足しているか
- ストレスチェックや、開発者が必要なツール・リソースを持っているか、
- Performance
- 開発者が書いたコードは、想定されたことを確実に実行したか?
- 品質や信頼性、定量的に見るならFour Keysにおける変更障害率あたり
- Activity
- 業務を遂行する過程で完了した行動やアウトプットの数
- 論文内では設計ドキュメント・仕様、PR、コミット、レビュー数となっている。Four Keysのデプロイ数が当てはまりそう
- Communication and collaboration
- メンバーやチームがどのようにコミュニケーションをとり、協力し合うか
- 論文内では、ドキュメントのみつけやすさや、レビューの質、コミュニケーションのネットワークメトリクスやオンボーディング時間が書かれている
- Efficiency and flow
- チームやシステム全体で中断や遅延を最小限に抑え、作業を完成、進行できているか
- Four Keysにおけるサービス復元時間・変更のリードタイムあたりが当てはまりそう
Four Keysと比べると、人の満足度、コミュニケーション的な部分が加わっている印象。
システムの健全さを表す指標がFour Keysなら、チームの健全さを表す指標がSPACEなのかな、と感じた。
ちなみにForu KeysやこのSAPCEをまとめて DPE(Developer Productivity Engineering) と呼ぶこともあるらしい。